突然ですが、皆さんは「夢」をお持ちですか?
今まさにスポーツ選手になるのを夢見て、トレーニングに取り組んでいる。
昔はスポーツ選手になるのを夢見ていたけど、今はコーチとして将来有望なスポーツ選手を育成するのが夢である。
昔の夢はあきらめて、今は目の前にある仕事で精一杯で夢を語っている暇はない。
いろいろな方がいらっしゃると思います。
夢に向かって努力する姿は、本当にイキイキしていて美しいですよね!
いくつになっても夢に向かって頑張っている方を見ると、自分もそうありたいと思いませんか?
皆さんの中に、自分の夢をあきらめて、子どもに夢を託している方はいませんか?
あるいは、夢を目指して頑張っているけど、なかなか思うようにいかなくて、あきらめそうになっている方はいませんか?
「夢はあきらめなければ必ず叶う!」
夢を叶えることができた方は、よくこのようにお話されます。
これは紛れもない事実だと思います。
しかし、私はそれだけでは不十分だと、最近考えるようになりました。
そこで今回は、そのように考えるに至ったきっかけとなった『女性スポーツ勉強会』の内容に触れながら、夢を叶えるために必要なことについて紹介したいと思います。
夢は自分一人のものではない。必ず力を貸してくれる人がいるから。
「病気を克服してのスポーツ・スポーツに教えられたこと」と題し、ロンドン・リオ五輪女子200mバタフライで2大会連続の銅メダルを獲得した星奈津美さんの講演がありました。
星さんは16歳のとき病気に罹患し、それまで経験したことのなかった息切れや手足の震えといった症状が出るようになったといいます。
リオ五輪まで2年を切った大事な時期にはその症状が悪化し、医師からは長期療養、投薬治療を勧めらました。
その診断を受けた帰り道、星さんは泣きながらお母さんに電話をしました。
「リオに間に合う方法がないか、病院に戻って聞いてきなさい!」
そのお母さんの言葉で病院に戻って主治医に相談した結果、「手術」を決断するに至りました。
病気を克服してからの星さんの活躍は、皆さんの記憶に新しいと思います。
夢を見させてくれる選手と出逢えた。
北京・ロンドン・リオ五輪で3大会連続のメダルを獲得した松田丈志さん、その指導者の久世由美子コーチの講演もありました。
松田丈志さんは、4歳のときに東海スイミングクラブに入会、「速くなるにはどうしたらいい?どうしたら強くなれる?」といつも聞いてくる負けず嫌いの子どもだったそうです。
この子を強くしてあげたいという一心で取り組んだ練習、その練習ノートは250冊にものぼるといいます。
一時は「世界一を目指したい」と久世由美子コーチの元を離れた松田丈志さんですが、思うように結果が伸びず、再起をかけて久世由美子コーチとの二人三脚の生活へと戻ります。
そしてそのスランプを救ったのは、久世由美子コーチが20年以上にわたってしたためた250冊の練習ノートだったのです。
夢を叶えるために、本気で向き合ってくれる人に出逢えたら幸せですよね!
一人で抱いた夢はいつしか誰かの夢になる!
星奈津美さん、久世由美子コーチのお話から感じたこと。
それは「夢は一人で叶えるものではない」ということです。
一人で抱いた夢はいつしか誰かの夢になる!
夢を共有できる人が現れて、初めて夢を実現できるのです。
あなただったら、どのような人を応援したい、一緒に頑張りたいと思いますか?
私の夢は「スポーツ立国」、「スポーツで社会の問題点を解決すること」です!
総合型地域スポーツクラブの法人化、スポーツ界を担う企業の経営コンサルティング、資金調達、アスリートのセカンドキャリア活用等、官と民の橋渡し役をするため今年行政書士として独立しました。
もしこの記事をご覧いただいている方の中で、同じ志をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお手伝いさせてください!
スポーツで社会の問題点を解決していきましょう!!
スポーツビジネスコンサルタント 小川 裕史